投稿日: 2025-09-21

春の陽気が心地よい5月の終わりごろだった。仕事も一段落し、週末を利用して滋賀県の彦根城(ひこねじょう)で開催される「城まつり」に足を運んでみた。人混みのなかで一息つこうと、出店で買ったさくらスイーツを手に、濠を見下ろすベンチに腰掛けた。風が少し強く、髪が頬に当たる。

ふと隣に座った人と目が合った。彼女の名前は優子さん(仮名)。優子さんは地元の中学校で音楽の教師をしているそうで、親しみやすい笑顔が印象的な女性だった。普段は子どもたちと合唱コンクールの準備で忙しいけど、今日は息抜きだという。

彼女とは自然と会話が弾んだ。どちらも白壁の古い町並みが好きで、次は安土町にある城跡を訪れてみたいという話で盛り上がった。何気ない話だったけど、共通の趣味があると話題には困らないものだ。この「城まつり」に来たのも、もしかしたら同じ感性を持つ人が集まっているからかもしれない、と勝手に親近感を抱いていた。

その後、優子さんが美味しいカフェを知っていると提案してくれたので、一緒に向かうことに。彦根城から少し歩いたところにある、古民家を改装した「桜カフェ・こばと(仮名)」という店だった。コーヒーの香りと木の温もりに包まれる空間で、パティシエが手がけたケーキも絶品。彼女が教えてくれたとっておきの場所らしく、自然と会話にも笑みがこぼれる。

その時、一瞬の沈黙が訪れた。周りの人々が談笑する声やカップのかすかな音が耳に入り、ふたりの間の距離が不意に縮まった気がした。なんでもないこんな瞬間が、心の揺らぎを覚える瞬間でもある。

その日は、それ以上の特別なことはなかったけれど、別れ際に交換した連絡先が、今でも時々優子さんとメッセージのやり取りをするきっかけになっている。次にどこかに行こうかって話をしている間も、ふと彼女の笑顔が浮かんでくる。あの時感じた小さな“何か”が、じんわりと心温まる。

こういう恋愛もアリかもしれない――出会いは偶然の賜物、ゆったりとした滋賀の時間のなかで心を紡いでいくのも悪くない。ちなみに使ったサイトはこれ → 恋愛マッチングサービス(18禁)。普段の生活では出会えない魅力的な人々とのご縁を感じることができるのだから、こういう人とのつながりをこれからも大切にしていきたい。