投稿日: 2025-10-09

神奈川県に住む私は、10月の少し肌寒くなり始めた頃に、小田原(仮名)で開かれる「おだわら秋フェス」に赴いた。その日は土曜日で、秋晴れの澄んだ空気がとても心地よく、夏の疲れを癒やすのにぴったりな一日だった。

イベントに参加したきっかけは、友人の勧めだった。40代にもなると、新しい出会いや体験というのはなかなか重い腰を上げないと実現しないものだ。それでも秋フェスの楽しげな催しに心惹かれ、私は小田原へと向かった。

会場は秋祭りらしく、焼き栗や地元特産のさつまいもスイーツの香りでいっぱいで、思わず笑顔がこぼれた。そんな中、小さなステージで弾き語りをしていたのが、リツコ(仮名)という女性だった。彼女はキーボードを演奏しながら歌っていて、その表情はとても楽しそうだった。彼女の歌声を聴いていると、心が自然と引き寄せられていった。

リツコさんと目が合った瞬間、彼女は少しはにかんだ笑顔を見せた。演奏が終わった後、気づいたら私はステージ脇に立ち、拍手を送っていた。そんな私に彼女が話しかけてきた。

「ありがとうございます。音楽が好きなんですか?」と聞かれ、会話が始まった。リツコさんは音楽の先生をしているそうで、学生たちに囲まれて音楽を教えるのが大好きなんだとか。彼女の純粋に音楽を愛する姿勢に、なんだか心が温かくなった。そして、彼女の飾らない性格に、私は次第に惹かれていった。

イベントの後半、リツコさんと日の入りを見ることにした。秋の日は短く、すぐに夕焼けが小田原の空を染め始めた。その美しさに私たちはしばし言葉を忘れ、ただ眺めていた。「綺麗だね」そう言うリツコさんの声に、私は深く頷いた。そして、その少しの沈黙が何とも心地よく、自然体でいられることに気づいた。

終わり際に、「また、どこかで会えたら嬉しいです」とリツコさんは、携帯の連絡先を交換した。そして、彼女は「きっとまた音楽で会える気がする」と微笑んでくれた。その一言に私の心は和らいだ。

その後、私たちは連絡を取り合い、時々コンサートやカフェに出かけるようになった。2人でいるときは、お互いのことを少しずつ知っていくことを楽しんでいる。ゆっくりと、しかし確実に距離が縮まっていく感覚が心地良い。

こういうシンプルで自然な出会いから始まる恋愛もアリかもしれない。大人になってからの恋愛には、昔とは違うゆとりや落ち着きがある気がする。出会いのきっかけは何でもいいのだと、強く思った。

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