投稿日: 2026-01-02

年が明けたばかりの1月2日、湖西線の電車に乗って私は琵琶湖の西側を北上していた。新春の寒さが肌にしみるが、晴れ渡る青空と澄んだ空気が心地よかった。行き先は、滋賀県大津市で開かれる「びわこ新年フェスティバル(仮名)」だ。何度も足を運んでいるこのイベントには、毎年全国から人が集まり、その賑わいが楽しみの一つでもある。

イベント会場に着くと、湖畔沿いの屋台が立ち並び、新年の雰囲気に包まれている。今日は地元の友人たちと合流して、新年の挨拶を交わす予定だった。お目当ての待ち合わせ場所に行くと、ちょっと遅れて来た友人が「今年は新しい仲間を連れてきたよ」とニヤリ。そうして紹介されたのが、美乃(仮名)さんだ。

美乃さんは40代半ばの女性で、職業はイラストレーター。趣味は写真撮影ということもあって、落ち着いた雰囲気ながら、その中にクリエイティブな輝きを感じた。会話を重ねるうちに、彼女が湖畔の風景を題材にした作品を制作していることを知り、自然と話が盛り上がった。

しばらく一緒に散策していると、「あそこに見える松の木がいい感じ」と美乃さんが指さす。彼女はカメラを取り出すと、その光景を写真に収めた。私は「その松の木にはどんな風景を描くの?」と聞いてみると、「うーん、まだ具体的な絵は浮かんでいないんだけど、これからの時間の流れに任せるかな」と、嬉しそうに笑っていた。この会話で、彼女の柔らかい感性に触れたようで、不思議な親近感を覚えた。

新年会場でのイベントがひと段落し、私たちは地元が誇るカフェ「リトルハーブ(仮名)」のテラス席に腰を下ろした。琵琶湖を一望できるその場所は、特に夕暮れ時の光景が美しい。温かい紅茶を片手に談笑するうち、ふと彼女が「今年は新しいことに挑戦したいな」とつぶやいた。

「何に挑戦するの?」と尋ねると、美乃さんは少し考え込んだ後に、「今までとは違う視点で人間を描く絵を描いてみたいんだけど、モデルがいなくて」と照れ笑いを浮かべた。自然と私は「じゃあ俺がモデルになろうか」と、少し冗談めかして言った。その一言がお互いの心の距離を引き寄せたのかもしれない。

夕暮れ時、辺りがオレンジ色に染まるころ、私たちはイベント会場を後にした。彼女の明るい笑顔を見ていると、「いい出会いだったな」と思わず心の中で呟いてしまう。自然体でいられる時間がこんなに心地よいなんて久しぶりだった。

こうして私は今年、滋賀の湖のほとりでひとつ素敵な縁に巡り合った。大人になると、慌ただしい生活の中で、こんな穏やかな時間を過ごせる出会いに価値を見出すのもいいかもしれない。

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