投稿日: 2026-03-23

春が動くにつれ、桜の便りも少しずつ聞こえてくるこの季節、福井県にあるちょっと変わったイベントに参加したのが始まりだった。40代にもなると、新しい出会いなんて思うほどないけれど、この日は少し特別だった。

そのイベントは「福井和紙フェア」(仮名)という、地元で有名な和紙を紹介する展示会だった。ふとしたきっかけで職場の同僚に誘われ、引き受けたのが正解だった。会場は和紙の温かみで満ちていて、活気にあふれていた。春の日差しが窓から差し込み、美しい和紙の作品たちに自然な輝きを添えていた。

そこで出会ったのが、和紙職人の佐藤啓介(仮名)さんだった。彼はどうやらこのイベントでデモンストレーションを担当していたようで、和紙の説明をしている姿が堂に入っていた。髪に少し白髪が混じった彼は飄々としており、和紙について情熱的に語る姿に思わず引き込まれてしまった。

最初は普通の観客として話を聞いていた私だが、佐藤さんの仕事に対する愛情が伝わってきた瞬間に、思わず質問を投げかけた。彼は一瞬驚いた様子だったが、すぐに表情を和らげ、気さくに答えてくれた。不思議なほど会話が弾み、次第にお互いの趣味や日常の話へと話題は移り変わっていった。

印象的な出来事は、その後にあった。展示会が終わり、片付けの手伝いを申し出た私に、彼が言ったひと言が心に残った。「一緒に良ければ、次に新しい和紙ができるまでの作業を見に来る?」と。意外な提案に心が躍った。その言葉の端々に、信用と興味を持ってもらえている自分を感じた。

実際に作業場を訪れ、和紙が作られる過程を教えてもらう中で、私たちの距離は確実に縮んでいった。互いに笑いながら、時に無言で作業を見守る時間・・・静かに流れる空間に心地よさを感じた。

佐藤さんと過ごすその時間は、いつの間にか私の日常の一部になっていた。気づけば、何気ない会話の中にあたたかな感情が芽生えているのを感じた。

そんな春の日、多忙な日々の中でこうした出会いがあるとは思わなかったが、新しいことへ飛び込むのも悪くない、と思うのだ。こういう恋愛もアリかもね。ちなみに使ったサイトはこれ → 「運営20年の実績!安心できる恋愛マッチング」