投稿日: 2026-03-25

この間の3月初め、少し肌寒さが残る滋賀県の琵琶湖周辺で、僕は「琵琶湖桜祭り」という地元が主催するイベントに参加してきた。まあ、桜祭りといっても、実際にはまだ満開とはいかない早咲きの桜がちらほらと見られる程度だったけれど、その分人も少なくてのんびりと散策できるのが魅力だ。

僕は40代の普通の会社員で、休日はよく琵琶湖の周辺を散歩したりしている。その日も同じように湖畔を歩いていると、公園内の小さなカフェに腰を下ろしている女性が目に留まった。彼女の名前は美香さん(仮名)。柔らかい雰囲気と笑顔が印象的で、何気なく目が合ったときに笑いかけてくれた。

美香さんは地元の美術館で働いているらしく、その日は琵琶湖の風景を撮りに来たとのこと。会話をするうちに彼女は絵画を勉強していて、いつか自分の個展を開きたいと話してくれた。その話を聞いて、なんだか僕も応援したい気持ちになった。

話しているうちに彼女が気さくに、もう少し散歩しませんかと言ってくれたのが嬉しかった。春の風がほんのりと桜の花を揺らし、湖の水面に花びらが舞い降りる様子は、二人が少しずつ近づくのを許してくれる背景になっていた。

散歩の途中で、湖畔のベンチに腰掛け、僕たちは土産話や今後の予定についてお互いの人生を少しずつ話し始めた。彼女の話す夢や、彼女の大切にしている絵画の話を聞きながら、なんだか僕の中で忘れかけていた「大切なものを持つことの大事さ」を思い出させてもらった気がする。

会話の途中で、美香さんが少し寂しそうに、桜が散ってしまう前にスケッチを完成させたいとつぶやいた。その時、僕の中で妙な感動が湧いてきた。ああ、こういう気持ちで人と繋がれるって、悪くないな、と。

夕方になると少し風が冷たくなってきたので、その日は名残惜しくも連絡先を交換して帰路についた。でも、美香さんのほのかな香りが、まだ僕の袖についている気がして、今も心地よく胸が温かくなる。

こうした不意の出会いが、これから僕の心をどう動かしていくのか、まだ分からない。でも、こういう恋愛もアリかも、なんて思ったりしている自分がいる。

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