投稿日: 2025-10-26

ふとしたきっかけって、案外どこにでも転がっているものなんだなと思う。徳島での秋は、どこかほっとする穏やかな季節だ。数日前の秋雨で、空気に少しひんやりとした冷たさが混じり、なんとなくだけど季節の移ろいを肌で感じる。

その日は、徳島の秋の風物詩とも言える阿波おどり(秋のスペシャルイベント)が、徳島市の中心で開かれていた。何年も見に行ってなかったけれど、久しぶりに仕事の癒しが欲しいと思い立って足を運んでみた。そこで出会ったのが、彼女── 佐藤真由美(仮名)だ。

真由美さんは、俺と同じ40代で、徳島の地元企業で総務を担当しているという。黒いショートカットがよく似合う、どこか知的で落ち着いた雰囲気の女性だった。彼女もまた、久しぶりにこのイベントを訪れたらしく、一人で来ているというのが俺と同じだった。そして、その偶然の一致が会話の火種になった。

「このおどりを見るたびに、自分もまだまだ青春しなきゃなぁって気持ちになるんですよね」と、彼女が笑顔で話してくれた。その言葉が妙に心に響いたのを覚えている。俺も同じ気持ちだった。歳を重ねても、こうした小さなトキメキや楽しみを忘れずにいたいと思う。

おどりを見ながら少しずつ話を重ねていくうちに、彼女が料理が趣味だということを知った。特に、秋は新しいレシピに挑戦するのが好きだと言っていた。それがまた、料理が全く不得意な俺にとっては新鮮で、興味が湧く話題だった。

「じゃあ、今度私のおすすめの甘酒を一緒に試してみます?」なんて半ば冗談で彼女が誘ってくれた時には、俺たちの距離が少し縮まったのを感じた。会話が弾むたびに心がほっこりと温かくなる。そんな気持ちを抱かせてくれる彼女の存在に、安らぎを感じずにはいられなかった。

イベントが終わるころ、日がすっかり暮れて宵闇が街を包み込んだ。街灯の下を一緒に歩く彼女の横顔が、妙に柔らかく見えて、もっと知り合いたいな、と素直に思った。そして、俺たちはその後も時間を作ってお茶をしたり、新しいレストランを試しに行ったりと、少しずつ新しい思い出を積み重ねていった。

こうして徳島の秋の中で見つけたこの出会い、なんだか人生まだまだ捨てたもんじゃない、なんて思わせてくれるものだった。こういう大人の恋愛もアリかもしれない。

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